初心者のための俳句講座を、所沢にて開催します。お気軽にご参加ください。
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初心者のための俳句講座を、所沢にて開催します。お気軽にご参加ください。
○「俳壇」 本阿弥書店 2024年1月号
特集 雲従える辰年の俳人たち
昭和15年生まれ
干支 川口 襄(爽樹)
七度目の干支を迎へて去年今年
海暮れて船屋を過ぎる初時雨
擽つたしや湯豆腐の鰹節
ファスナーの歯も搔い潜る北颪
七歳にをみなの色香七五三
○「俳句界」 文學の森 2024年1月号
雑詠 柴田多鶴子「鳰の子」主宰選
特選 もてなされ布袋の相の生身魂 河瀬俊彦(爽樹)
【選評】お盆に、子供や親族からもてなされた生身魂が,もともとの福相をもっと崩して大喜びをしている様子が良くわかる。布袋様のように身体もふくよかな方であろう。長い人生の困難などは見せず、円満そのものの顔つきの生身魂だからこそ周囲から慕われ、尊敬もされる。
○俳人協会俳句文学館 令和5年12月5日
第30回俳人協会俳句大賞
橋本榮治選
藤田直子選
入選 大噴水ぶつきら棒に止まりけり 小林眞彦(爽樹)
○「俳句」 KADOKAWA 2023年12月号
令和俳壇 井上康明(「郭公」主宰)
推薦 山姥にもてなされたる猿酒 河瀬俊彦(爽樹)
【選評】山中深く人を食うという山姥が思いがけず猿酒でもてなしてくれたのである。猿酒は木の洞や岩の窪みで発酵した酒。毒入りかもしれない。恐る恐る飲みながら、しかし徐々に酩酊状態になっていく。物語を誘う作品である。
○「俳句」KADOKAWA 2023年12月号
特別企画「全国結社マップ」南関東
(南関東を中心に活動する47結社をご紹介、作句上達の唯一の道とさえ言われる結社への入会の道しるべとして頂ければと思います。)
「爽樹」
拠点:埼玉県 最年長:96歳、最年少:49歳
・信条
理念は二本立て。指導理念は先師小澤克己(「遠嶺」主宰)の「情景主義」、運営理念は任期のある代表制による集団指導体制と民主的運営である。結社誌は会員全員で作ることを目指す。新しい形態を模索しつつ前進する。
・句会の月例数、場所
埼玉中心に40。さいたま市(大宮、浦和)、越谷市、川越市、所沢市、坂戸市、富士見市、池袋等 各月1回。
・どういう人に向いているか
独自の初心者テキスト類、教材を開発、初心者講座を積極的に開催しているので、初めての人も入りやすい。また集団指導のリーダーになる志のある方も歓迎。
・代表、同人の句
深きより海神のこゑ箱眼鏡 河瀬俊彦
なまはげの吠え星空を沸き立たす 川口 襄
春港のあくびのような汽笛かな 小山徳夫
・年会費
12000円(隔月刊)
雑詠 辻桃子(「童子」主宰)
特選 蟻地獄ひとすぢ砂の乱れあり 鈴木正浩(爽樹)
【選評】縁の下の乾いた砂土に擂り鉢形の穴をよく見る。その穴の底に薄羽蜉蝣の幼虫が獲物を待っている。蟻か蜘蛛か、この蟻地獄にすべり落ちていったのだ。ひとすぢの砂の乱は落ちまいとする抵抗の跡。誰も知らないドラマを詠んだ。
『銀嶺のあゆみ
―銀嶺句会150回記念・小山徳夫米寿記念―』
小山徳夫 銀嶺のあゆみ編集委員会
喜怒哀楽書房
詳細は、「会員句集・刊行物」のページをご覧ください。
〇俳句総合誌「俳壇」本阿弥書店 2023年12月号
現代俳句の窓
秋のこる 野木 和美(爽樹)
波頭尖る航路や秋燕
閑日やつひに鬼灯鳴らぬまま
待宵や両手につつむ志野茶碗
猫じやらし風に凭るる軽さかな
とれかけの釦のやうな秋の蝶
鐘の音にまだ秋のこる建長寺
○「WEP俳句通信」 株式会社ウエップ 136号(2023年10月14日発行)
円熟作家12句
「石神井界隈周遊」 半田卓郎(爽樹)
池の面に閃光のこし色鳥来
木道にトレモロ響き木の実落つ
池の辺のドラマ撮影式部の実
水底に浄土めく影櫨紅葉
首伸ばし漁る鷺の紅葉池
城址の落城の碑やうろこ雲
語り継ぐ姫塚の秘話秋の虹
木道の蟷螂我に身構へる
見上げたる紅葉の梢に三重の塔
古民家の縁の卓袱台月祀る
虚子訪ひし料亭跡や法師蟬
花木槿寺領神領隣り合ふ
初心者のための俳句講座を、所沢にて開催します。お気軽にご参加ください。
2023年7月
『幸子の四季』 小林 幸子 喜怒哀楽書房(爽樹句集シリーズ)
詳細は、「会員句集」のページをご覧ください。
〇「俳句」KADOKAWA 2023年9月号
令和俳壇 白岩敏秀選 (「白魚火」代表)
推薦 水遊び最後は泣いてしまひけり 黒岩裕介(爽樹)
【選評】夏の暑い盛りに庭でビニールのプールで遊んでいたのだろう。初めは機嫌よく遊んでいたが、悪戯がすぎたのか、何か不足があったのか泣きだしてしまった。予測の出来ない子供の行動に戸惑う親たちである。
〇「俳句四季」俳句四季出版 2023年9月号 俳句四季出版
花の歳時記 曼珠沙華 文:河瀬俊彦「爽樹」
曼珠沙華見えぬところに宝物 河瀬俊彦
曼珠沙華に関するエッセーと爽樹会員30人の作品紹介
〇「俳句」KADOKAWA 2023年7月号
令和俳壇 櫂未知子選 (「群青」代表)
推薦 せせらぎを着こなすやうに春ショール 佐藤舟若(爽樹)
【選評】
いわゆる直喩は、よくあるパターンではいけませんし、かといってあまりにも突飛では、読者がついてゆけません。この句の軽やかなたとえに共感する方が多いのではないでしょうか。さらりとしていて華やか、いい句です。