俳句総合誌掲載

〇「俳句」KADOKAWA 2023年9月号

令和俳壇 白岩敏秀選 (「白魚火」代表)

推薦  水遊び最後は泣いてしまひけり   黒岩裕介(爽樹)

【選評】夏の暑い盛りに庭でビニールのプールで遊んでいたのだろう。初めは機嫌よく遊んでいたが、悪戯がすぎたのか、何か不足があったのか泣きだしてしまった。予測の出来ない子供の行動に戸惑う親たちである。

  

〇「俳句四季」俳句四季出版 2023年9月号 俳句四季出版

花の歳時記  曼珠沙華  文:河瀬俊彦「爽樹」

 曼珠沙華見えぬところに宝物  河瀬俊彦

 曼珠沙華に関するエッセーと爽樹会員30人の作品紹介

俳句総合誌掲載

〇「俳句」KADOKAWA 2023年7月号

令和俳壇 櫂未知子選 (「群青」代表)

推薦  せせらぎを着こなすやうに春ショール   佐藤舟若(爽樹)

【選評】

いわゆる直喩は、よくあるパターンではいけませんし、かといってあまりにも突飛では、読者がついてゆけません。この句の軽やかなたとえに共感する方が多いのではないでしょうか。さらりとしていて華やか、いい句です。