俳句総合誌掲載

○「俳句」KADOKAWA 2024年2月号

令和俳壇 山田閏子選(「初桜」主宰・「ホトトギス」)

推薦 潮の香を連れて山路へ秋遍路   河瀬俊彦(爽樹)

【選評】今でこそ遍路は、車で回る事もあるようであるが、昔は険しい道をひたすら歩いたのである。遍路にまつわる秘話もあり、遍路に行く覚悟も強いものがあったに違いない。この句には海辺から山路へとひたすら歩む遍路の一途な姿が浮かんで来る。