〇「俳句四季」東京四季出版 2023年4月
「特集 575は突然に 俳人誕生STORY」
どんなきっかけ、どんなタイミングで俳句を始めたか
かなかなや主なき庭の給餌台 「爽樹」代表 河瀬俊彦
[要旨]
俳句を始めて三か月目の作品、何とか俳句が続けられそうだと思えた句である。
受講した初心者講座で印象に残ったのは俳句の四つの基本型(藤田湘子考案)である。この基本型は自分の思いを俳句にする際の強力な助っ人を得た気持ちだった。
掲句は、私と同年齢で良く垣根越しに話しをしていた隣のご主人が亡くなった時の私の心境を詠んだものである。基本型の助けがなければ俳句にする事ができなかっただろうと今でも思っている。