花と緑の川越吟行俳句大会 開催

俳人協会埼玉県支部主催  平成27年9月26日(土) 川越やまぶき会館

爽樹俳句会が、地元結社として事務局を担当しました。
事前投句者225名(投句450句)、当日参加者134名(投句402句)。
幸い前日の雨が晴れて、吟行日和で、盛会裡におえることができました。

特選句・高点句から

〈事前投句〉

特選句から

   栗原憲司選
夏つばめ小江戸育ちを誇りをり神崎 康光
   杉良介選
今に聞く江戸の鐘の音かき氷小峰 光子
   川口襄選
ジオラマの街を彷徨ふ蟻の影本田 久美

高点句から

ふだん着の母しか知らず茄子の花小黒 黎子
長き夜のおのずと母の辺に集ふ吉田 静子
秋の海風より白き貝を売る龍野 龍

〈当日句〉

特選句から

   稲田眸子選
秋祭待つ校庭の大きな木星井千恵子
   小山徳夫選
白露は武士の涙か野戦跡阿部 昭子
   佐怒賀直美選
前をゆく棒菓子の丈秋の天星井千恵子

高点句から

川越を空つぽにして稲雀ふだん着の母しか知らず茄子の花黒岩 裕介
喜多院の鶯張りも秋の声佐々木建成
秋声を聞く福耳の羅漢さま増田 信義