令和五年五月三日 於 さいたま文学館(桶川市)
事前投句の部(「爽樹」入選者)
三位 鉛筆を耳に戻して鰹糶る 川口 襄
六位 そよ風を着流すやうに春ショール 佐藤 良夫
八位 山眠るふところ深く銃の音 黒岩 裕介
十位 住み古りしここもふるさと初桜 小倉美恵子
十五位 大いなる野火のはじめの火種かな 坂本ひさ子
当日句の部(「爽樹」入選者)
黒岩裕介選 特選
栗原憲司選 特選
夕暮れは明日の入り口桐の花 河瀬 俊彦
田口 登選 特選
母の日や母は教師でありつづけ 田中 康雄