第66回 投句一覧
投句総数 33 句
兼題 : 柚子湯 松の内 当季雑詠
作者
参加者互選
詩の道に休みはあらず松の内
写心
残り具で茶漬けがよろし松七日
写心
一歩 , 霧島 (2)
まだまだよと生かすつもりの柚子湯かな
写心
開くたび門松ゆれる自動ドア
一陽
泡沫
振袖もマスク姿の松の内
一陽
夜来香 , 一歩
素っ裸柚子投げ入れるさら湯かな
一陽
落ち葉はき真っ赤っかっかの夕焼けだ
鈴音
ぷかぷかと揺れて庭の実柚の湯に
鈴音
霧島
松の内変わらぬ日々ぞそこにある
鈴音
父と子の柚子に戯る湯浴みかな
夜来香
写心
今はまだ途切れぬ日記松の内
夜来香
葫蘆
九九唱へ猫と宿題掘炬燵
夜来香
写心 , 一歩
音もなき夜雨の気配冬至風呂
山水
夜来香 , みのり , 霧島
蒼穹の赤き鳥居や小六月
山水
年暮るや谷根千といふ古き街
山水
泡沫 , 夜来香 , 一歩 , 葫蘆 (2)
妻の入る柚湯に柚子を二つ足し
霧島
一陽 , みのり
朝風呂の桶にお銚子松の内
霧島
夜来香
けふもまた静かなる日や松の内
泡沫
鈴音
残る日を数へつつ入る柚子湯かな
泡沫
夜来香 (2) , 鈴音 , 葫蘆
十字架の苦難は見えずクリスマス
泡沫
写心 (2)
星見石しまんちゆ見つむ寒昴
霧島
融通の利かぬ男や冬至風呂
みのり
一陽 (2) , 霧島
冬薔薇質問の出ぬ説明会
みのり
一陽
七十路に我が手みつめつ柚子湯かな
一歩
泡沫 , 鈴音 , 葫蘆
隣家よりカレーの匂い松の内
一歩
写心 , 一陽
祖母からの押絵羽子板かなの文
一歩
みのり (2) , 葫蘆
雪女酒と話の長き夜
みのり
柚の香の満つる湯船や一日終ふ
葫蘆
鈴音 (2)
出勤は休日ダイヤ松の内
葫蘆
一陽 , 霧島
ひとごゑの弾む市場や年用意
葫蘆
泡沫 (2) , みのり
艶めける妻の襟足冬至風呂
愚者
泡沫 , 一歩 (2)
千鳥足も虎も許せよ松の内
愚者
写心
炊煙の絶えて鎮もる除夜の里
愚者
鈴音 , みのり