第65回 投句一覧

投句総数 33 句

兼題 :   浮寝鳥 芭蕉忌 当季雑詠

作者

参加者互選

友の葬雪の臨時の同窓会

一陽

芭蕉忌に時雨煮食ふも粋のうち

一陽

霧島

お台場の夜や浮き寝の都鳥(ゆりかもめ)

一陽

冬来る栗鼠をちこちへ忙しげに

写心

一陽 , 霧島 (2)

北帰行忘れさうなり浮寝鳥

写心

芭蕉忌や家鶏は鷹を仰ぐのみ

写心

霧島 , 葫蘆

揺蕩ひて夢も楽しや浮寝鳥

夜来香

みちのくへ旅立つ今朝は翁の日

夜来香

駄句あまた寝床に浮かぶ今朝の冬

夜来香

一陽

浮寝鳥眠気さそはれ日向ぼこ

鈴音

芭蕉忌に股引き知らぬ我が生徒

鈴音

霧島

帰り道夕餉待つ子や小夜時雨

鈴音

写心

芭蕉忌や湖南の風の穏やかに

山水

葫蘆

水鳥の夕陽を浴びて戯れり

山水

番匠のフライトキャップ寒日和

みのり

一陽

レギュラーになれず三年浮寝鳥

みのり

泡沫 (2) , 一陽 (2)

芭蕉忌や訪ふ人もなき終焉碑

みのり

泡沫

参道の茶屋の団子や小六月

山水

松原の木陰に曾良や浮寝鳥

霧島

泡沫

芭蕉忌に芭蕉の像の千住向く

霧島

一陽

湯豆腐や傘のすれ合ふ先斗町

霧島

残生は当てなき枯野翁の忌

愚者

写心 , 泡沫 , 鈴音 , 葫蘆

憂きことは水に流して浮寝鳥

愚者

泡沫

大原女の頭上の薪に舞ふ落葉

愚者

あたたかき湖の入り江の浮寝鳥

葫蘆

芭蕉忌やどこへ旅立つちぎれ雲

葫蘆

写心 , 鈴音 (2)

立冬の湖青天の逆さ富士

葫蘆

写心 , 霧島 , 鈴音

陽だまりはゆりかごのごと浮寝鳥

一歩

鈴音

やわらかな陽ざしに冬芽濃紫

一歩

葫蘆

みちのくに想ふ郷あり芭蕉の忌

一歩

浮寝鳥日の燦燦と二重橋

泡沫

凩は詩仙の言葉翁の日

泡沫

写心 (2) , 葫蘆 (2)

東京の高層ビルや冬がすみ

泡沫

鈴音