第60回 投句一覧

投句総数 33 句

兼題 :   夏座敷 青田 当季雑詠

作者

参加者互選

「三献茶」を賜る夕べ夏座敷

写心

愚者 , 葫蘆

「朝採りの野菜売ります」青田道

写心

たまゆらの命燃へたり桜桃忌

写心

ドロドロとぞめく遠雷下山道

一陽

悠々

さて一献句会が終わる夏座敷

一陽

夜来香

鳶流れ手庇眩し青田原

一陽

父と子の大の字に寝て夏座敷

夜来香

泡沫

トンネルを抜けて越路の青田風

夜来香

霧島 (2) , 泡沫 , 山水

オリーブの花咲く島のミサの鐘

夜来香

霧島 , 泡沫 (2) , 愚者 , 三里

白雲に乗りて昼寝や夏座敷

霧島

写心 , 一陽

海風のほしいままなり青田波

霧島

三里 (2) , 葫蘆

木々の香を深めて木曽の緑雨かな

霧島

山水 (2) , 夜来香 , 一歩 , 三里 , 葫蘆

夏座敷無口の叔父の影端座

悠々

一陽 (2) , 夜来香 , 一歩

AIのアシスト受くる青田かな

悠々

風の揺らす蕪村の軸や夏座敷

山水

写心

草むしり充実感にほど遠く

悠々

一陽

悠揚と波打つ臍(ほぞ)や夏座敷

愚者

泡沫 , 夜来香 , 悠々 (2)

山峡を見廻る鳶(とんび)青田風

愚者

写心 (2) , 霧島 , 悠々 , 三里

夕映えの雄々しき古塔滝涼し

愚者

山水 , 夜来香 (2)

青田風畦に佇む影ひとつ

一歩

霧島 , 愚者 , 三里

小面のあへかなる笑み夏座敷

一歩

山水 , 愚者 (2)

京町家厨を抜けて夏座敷

一歩

借景の山の風入れ夏座敷

三里

写心 , 霧島 , 葫蘆 (2)

疫病にまだ嫌はれて六月尽

三里

雨降るか青田に雲の影落ちて

三里

悠々 , 一歩

青田波遠く霞める地平線

山水

悠々

山門の茅葺き屋根や桐の花

山水

写心

風の入る国訛り入る夏座敷

葫蘆

一歩

休耕の田の青々と青田原

葫蘆

ガード下の飲屋空席扇風機

葫蘆

一陽 , 泡沫 , 愚者

大の字を真中に川字夏座敷

泡沫

鷺去りて一色となる青田かな

泡沫

一陽 , 山水 , 一歩 (2) , 葫蘆

善し悪しの議論やかまし行々子

泡沫